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2016.03.01

20160301 「植物の箱」

こんにちは、3月の到来に恐れおののいて、つい酒ばかり飲んでしまう写真妻です。

昔から春はどうもそわそわして苦手でした。

変化の季節ですね。人も動植物も。

そりゃあもう酒でも飲まないと遣り切れません、そわそわぞわぞわして。

 

 

実は、今回は告知です。しかも写真妻の。

小さい頃から植物やら貝殻やら、なにかしら集めてしまう癖があることは以前も書いた気がしますが、このたび、そのわたしの集めたものを展示してしまう、という罰当たりなことをする運びとなりました。

 

「植物の箱」/ botanic ark_timatima at ippo plus 3/12~15

 

植物の箱148x100-2_s

 

一昨年の秋頃から「timatima」という名前で植物の種子標本を作っています。

標本と言っても、学術的な正確さにはあまりこだわっていません。

ただ、わたしが毎日歩いた場所、撮影や旅行で訪れた場所で見つけた植物の種子やその付属物を持ち帰り、図鑑やwebで同定をし、それぞれに合わせた箱を作り、収める。

そういうものの集積です。

一つ一つそれぞれ、その都度、「美しい」と感じ、またはその仕組みや形に驚いたものたち。

それをただ、「箱に収める」。

 

 

そうやって仕舞っておいたものを今回は展示します。

 

日々の生活の中で、習慣的に行っている「行為」を人様に見ていただくことに、正直ものすごく迷いました。いやだいやだとわがままを言いました。

だって恥ずかしいじゃないですか。

 

 

 

そんなわたしをけしかけ、尻を叩き、なだめすかし、優しく厳しく導いて企画してくれたのが ippo plusの守屋里依さん。

わたしは自分のことを変態であると自覚していますが、彼女も相当ヘンな人です。

彼女が驚き、喜び、共感してくれなかったらおそらくこの展示は実現していませんでした。

会場の ippo plus は守屋さんの美しいアトリエです。

パンやお菓子だけにとどまらず、さまざまな美しいものがこの場所で生まれています。

http://ippo-plus.net/plus/event/

 

 

また展示期間中は、川西のコトバノイエの加藤博久さんが植物に関するスペシャルな本たちを持ってきてくれます。

実は、「timatima」という名前は加藤さんがつけてくれました。

https://www.facebook.com/bookskotobanoie/photos/a.10151119494676309.444452.62392136308/10153454661851309/?type=3&theater

 

 

DMデザイン、展示構成は masayuki takahashi design studio の高橋真之くん

どんな展示になるのか楽しみです。

 

 

DM写真は、もちろん夫が撮ってくれました。

 

 

 

timatima

©笹の倉舎

 

 

 

「これを撮るために」夫は新しいカメラを買ったそうですが、まぁ今回は許します。

 

IMG_3357

 

 

あっという間にあと2週間を切ってしまいました。

たくさんの人たちのご協力で実現する事ができた展示です。

どうかご高覧ください。

 

 

今年の春は、いつもより余計に、そわそわしています。

 

IMG_3356

 

「植物の箱」

– botanic ark_timatima at ippo plus –

atsuko sasakura collection_midorino

3月12日(土)- 15日(火) 11:00 – 18:00

ippo-plus(イッポ プリュス)
大阪府吹田市古江台1-7-4 / 06-6832-8014

© 笹の倉舎.