こんにちは、外に酒を飲みに行けなくてめそめそしている写真妻です。
もちろん家では飲んでいますよ、毎晩。
料理は好きだし、家で好きなアテを作って飲むのももちろん楽しいのですが、やっぱり外で、ええ感じのお店で大将や女将さんのつくったお料理を肴に酒を飲みたいじゃないですか。
会いたい人たち、一緒に酒を酌み交わしたい人たちが大勢います。楽しみにしていた飲み会もいくつも流れました。
いま流行りのオンライン飲み会もしてみました。予想外に楽しかったけれど、それはそれ、これはこれです。
仕方ないんです、本当に。仕方ないんですがやり切れません。
新型コロナウイルス、本当に大変なことになっていますね。
感染や生活の不安、逼塞間、やり切れない憤りや悲しみ。
こういう想定外のことが起こるたびに、畏れ、打ちのめされ、それまでの価値観や生活を振り返って愕然とします。
わたしたちにできることは何だろう、と絶えず考えつつ、必死で生きる毎日です。
一日も早い収束と、何もない、普通の、だけどたまらなく愛おしい日常が戻ってくることを切に願っています。
皆さまもどうか、どうかご自愛ください。
さて。
この家に引っ越してから、まるひと月経ちました。
いやあ、怒涛のひと月だった。もう記憶が途切れ途切れです。
あの引っ越し地獄(夫の)のことはあまり思い出したくありません。
この呑気で元気なわたしが心配と疲労のあまり嫌な夢を見て夜中に飛び起きたり蕁麻疹が出たり、挙句引っ越し翌週くらいに、軽く胃腸風邪にかかりました。ちょっと前に夫がひいていたのと同じ症状…そう、実はあの時わたしも罹患しており、ちょっと落ち着いたタイミングで発生したわけです。
心身ともに少し病みました。だけど勿論、寝ている暇はありません。
運動部の合宿か修行かと思うような怒涛の数日間を経て、どうにかこうにか、荷物がおさまり、生活ができる程には片付きました。
一番心配していた本たちも、なんとか入りました。
アトリエもほぼ整い、ねこたちも、お気に入りの場所を見つけました。
え、夫?
夫は引っ越し屋さんが来るまでに荷物の片付けを終えられませんでした。
いまだに、前の家には夫の荷物が大量に残っています。
夫のアトリエもまだこんな有様です。
なぜだ、何故なんだ…
最高に気持ちのいいウッドデッキにも、
夫の謎の荷物(とゴミ)!
わー!もうなんも言えねえ!!!
ともかくも、わたしたちは無事です。
諸々の残工事もひとまず終了し、少しずつ新しい家に慣れ、生活を整えていっています。
山で暮らすようになって、毎日庭と山をうろうろし、草花や木を植え、種子をまき、花を生け、食事を作り、家の仕事をします。
非常事態宣言とか、よくわからなくなるくらい、毎日穏やかです。
野鳥がたくさん来ます。ウグイスやシジュウカラ、ジョウビタキ。
鳥の鳴き声で目覚め、野鳥の図鑑と双眼鏡を常備して、縁側で観察する日々。
雨の日は雨音を聞き、嵐の夜は轟々と鳴る山の木々を眺めます。
そろそろ庭の山桜が咲き出しました。
まるで老後のよう。
こんな老後なら最高です。