NOTES

TITLE

20201206 冬仕度

UPDATE : 2020.12.06

こんにちは。すっかりサボってる写真妻です。

気づけば前の投稿からえ? もう5ヶ月? 師走???

やだなにそれ怖い。

 

もちろん夫もわたしも元気です。

あ、夫は仕事がたまり過ぎてて若干メンヘラみたいになっていますが。

(クライアントの皆様たいへん申し訳ありません…)

ともかくも楽しく日々を暮らし、山や庭を愛で、実においしく酒を飲んでいます。

 

なんだろうなぁ、この感じ。

日々があまりにも美しくて、楽しくて、きらきらしくて、

それらを眺めて愛おしんで酒を飲んでいるうちにあっという間に時間が経ってしまった感じ。

きっと竜宮を訪れた浦島太郎もこんな感じだったのでしょう。

(とか何とかブログを書いていない言い訳)

(写真妻、twitterばっかりやってるじゃねーかというツッコミが聞こえますね)

 

 

…えーっと。

この秋も色々なことがありました。

 

住む前から楽しみ(心配ともいう)にしていたどんぐりは、もう想像以上でした。

庭にある大きなコナラの木から、日々、ばらばらと降ってきました。

ばらばら…いや、そんな甘っちょろいもんじゃなかったな…もうドガンドガン。

まるであられか砲弾のように屋根にデッキに降り注ぎました(わりと怖かった)。

 

 

 

そうそう、あの頃、山庭にイノシシが出たんです。

そりゃこれだけどんぐりで撒き餌してたら、来ますよね…。

深夜、夫がガサガサっという、なにか大きな動物が立てる音を聞いたといい、のちに山庭を見回ってみると、そこいらじゅうの地面に何かが這い回って掘り返されたような跡が。

せっかく植えていたバイモユリやカタクリの球根だけが掘り起こされ、食べられていました。水仙には全然見向きもしないの。

グルメだなぁイノシシ。

夜にデッキで鉢合わせしたらちょっと怖い。

 

 

どんぐりの雨が落ち着いたら今度は落ち葉です。

 

 

 

 

ヤマザクラ類から始まって、クヌギやコナラの葉は今現在も日々はらはらと落ちて来ます。

掃除がまるで追いつかない。むしろもう掃除なんかいいや。

落ち葉、綺麗…フカフカしてていい匂い…このまま落ち葉に埋もれて冬眠したい…

 

 

 

…ハッ、いかんいかん。ついつい浦島太郎癖が。

 

そうそう。ウッドデッキにベンチが出来ました。

 

 

これは、わたしが花屋で働いていた頃に店で棚として使っていた一枚板を引き取ってきて、友人であるnowaveの神原さんに依頼してつくってもらったものです。

 

 

以前の家では、玄関や窓辺に置いて花を飾ったりしていましたが、

この度、めでたく立派に生まれ変わりました。

形を変えて、用途も変わって、使い続けてゆく。

 

 

ほら見て、テーブルにもなるのです。素敵でしょ!

これでデッキに座っての酒盛りもできる。

ありがとうね、神ちゃん。

 

 

そうそう、絨毯も敷きました。

この絨毯は、わたしが大学に進学する際にいまは亡き祖母が買ってくれたものです。

嫁入り道具になるよ、と。

貧乏学生の狭い六畳間のには分不相応だったけれど、ここへ来て、やっと日の目を見ました。見て、このあつらえたような感じ!

今度田舎に帰ったらお墓参りして報告しなきゃ。

 

 

 

早速、このウッドデッキを作ってくれた家谷植景研究所の家谷さんと、何かと頼りになるヘビオさんを招いて酒盛りをしました。

良いなぁ。デッキが喜んでいる。

 

 

我が家の冬支度の仕上げとなるのはデッキ部分のビニールカーテンです。

今回もfabricscapeの山本さんにお願いしました。

 

 

 

 

さすがの美しさです。イメージぴったり。

 

写真だとちょっと判りにくいですが、突き当たりの網戸部分にもビニールシートを貼っています。

デッキを作ってくれたふたりと、夫が頑張って施工してくれました。

 

 

寒い冬の日の温室や、オープンテラスのバルや居酒屋のあの暖かくて幸せな空間が大好きで。そんなイメージ。

こうしていろいろ備えて来たるべき冬の仕度をするの、好きなんです。

 

ここにストーブを点けたら、もう幸せなぬくぬく空間が完成。

 

 

 

 

完成した今年の我が家の冬仕様。

やっぱり設計者の矢部さんと酒を飲まなきゃね。

 

 

 

矢部さんの嬉しそうな顔を見ているだけで、酒がすすむってもんです。

家も嬉しそう。

 

図面を見て、あるいは住み暮らしながら、ここはどうしようかな、こんなふうにしたいな、次の季節にこうしてみよう。

そんな頭の中でのイメージがどんどん形になってゆく。

しかも頼りになる方々のおかげで、想像していたよりもずっとずっと素敵なものに。

 

嬉しくて、今日も酒がうまいのでした。