NOTES

2015.09.10

20150910 ナマステ!

ナマステ!

 

こんにちは、夏が終わるのが悲しくて毎日泣きくれている写真妻です。

 

 

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先月、インドに行ってきました。遊びじゃありませんよ、撮影のお仕事です。えらいこっちゃ。

笹の倉舎初の海外です。珍道中必至。

今年のエイプリルフールに「そろそろ世界進出をもくろんでいる」と書いたことが何と本当になってしまいました。

なにこのソノウソホント。ドラえもんもびっくり。

 

行った先はインド北部、ガンジス川のほとり、聖地ヴァラナシ。

ヴァラナシと言えばガンガーで沐浴でしょ? んでおなか壊しちゃうとか言うアレでしょ??

実は普段日本にいるときからおなかの弱いわれわれ夫婦。

撮影が決まって、一番心配していたのがここでした。

腹を下した状態で撮影を完遂できるのか?いやそもそも起き上がれるのか??

友人たちにもさんざん心配され(ネタにされ)、とうとう夫は思いあまって大人用オムツを購入。

 

_ 人人人人人人 _

> 大人用オムツ <

 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y  ̄

 

笑ってはいけません。

たとえいかなる状況下に置いてもシャッターを押し続けるという決意の表れなのです!

見よこのプロ意識!エッヘン!

 

結果から申しますと、残念なことに(じゃなくて幸いなことに)オムツの出番はありませんでした。

それどころか日本にいるときよりも、夫婦揃って快調、元気!カレー美味しい!

もちろん撮影も快調。

 

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今回の撮影は、建築家の柳沢究さんの現在の研究テーマでもある、ヴァラナシにおけるヒンドゥー寺院と住居などの融合建築物をメインに行ってきました。

一般のご家庭や店舗にアポ無しで突撃し、写真を撮らせてくれという怪しい東洋人3名。

快く家の中に招き入れてくれたヴァラナシの人々は、思っていたよりずっと優しくて、笑顔が多かった。

お礼はもちろんこれで決まり。折り鶴。

 

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(柳沢さん撮影)

 

 

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重い機材を背負って、

 

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柳_2

(柳沢さん撮影)

 

現地の人々に怪しまれたり絡まれたり、

 

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ときには牛に絡まれたりしながら、

 

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柳_1

(柳沢さん撮影)

 

 

入り組んだ細い路地や、

 

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(柳沢さん撮影)

 

聖なるガンガーのほとりで、

 

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たくさんの風景を撮りました。

 

 

 

ヴァラナシは。

 

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それはそれはとんでもない街でした。

とんでもなくいろんな要素が混在しています。

色、音、匂い、光、闇、牛、犬、リクシャ、バイク、ヤギ、猿、うんこ、ゴミ、花、神様。生きている人、死んでいる人。

すべての感覚において、日本での日常の100倍くらいの情報量です。

そしてそれらすべてをあっさり飲み込んで、ただざぶざぶ流れているガンガー。

 

着いてしばらくは具合が悪くなりました。知恵熱です。

普段の生活がいかに静かで平穏で均質なものか、嫌という程思い知らされます。

だけど少しずつヴァラナシの空気に慣れてくると、不思議と頭はどんどんクリアに、ハイになっていくのです。

楽しい、楽しい。美しい。

 

そう、ヴァラナシは。

とんでもなく美しくて醜くて、騒々しく、果敢なく、強かで、とんでもなく聖なる街。

光が強いぶん、陰も濃い。

撮ったたくさんの写真たちが、それを物語っている気がします。

 

 

 

 

今回の写真は、いつか何らかの形で、皆さんにお見せできる機会を作りたいと思っています。

展覧会したいね、日本とヴァラナシ巡回して。書籍化もできたらいいね!

なんて、夢は広がりまくっています。

 

何よりも必ずまた、ヴァラナシに行きたいと、強く思っています。

旅立つ前は、こんなに好きになるなんて思いもしなかった、素晴らしい街に。

 

 

 

 

 

 

おまけ。

今回の旅のメンバー。

柳沢究さんと、ヴァラナシでずっと通訳をしてくださった超キュートなRachitaさんと。

 

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(写真は夫が撮りました)

 

 

 

 

 

 

おまけ2。

往きのデリー空港で、ヴァラナシ行きのエアインディア便がなんの説明もなく2時間遅れ、詰め寄る人々と逆切れする係員を前に呆然とする夫。

このときはまだ、不安で一杯、だったなあ。

 

 

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